エンジンオイルの品質規格は、世界中の複数の組織でその品質基準を定められています。下記がエンジンオイルの品質基準を定めている主な組織です。
説明 | ||
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API | 国際的に用いられるエンジンオイルの性能分類規格です。SAE(米国自動車技術者協会)とASTM(米国材料試験協会)とAPIで規定されるAPI規格の認証を行っています。 | |
ILSAC | 米国自動車工業会と日本自動車工業会が組織し基準を定めた品質規格です。API規格のSLで承認されたものに省燃費性能と大気汚染防止基準を加えた規格となっている。また、ILSACのGF-3の等級を取得するには、省燃費性能に於いて、初期性能と耐久性能の厳しい基準が設定されている。 | |
CCMC | 欧州車のエンジンを使用しAPI規格に定められていないオイルの酸化安定性などの検査も実施しています。 | |
ACEA | 1996年1月に、CCMCの組織にヨーロッパ・フォードとオペルが加わりACEAとして発足。API規格のSH等級とCCMCの両方の基準で検査されている規格です。 | |
JASO | JSAE(公益社団法人自動車技術会)が制定する工業規格。 |
上記が国際的にも主要なエンジンオイルの品質規格ですが、この他、国内では、ホンダが独自のエンジンオイル規格を用意しています。当サイトでは、主にAPI規格にて情報提供しています。